「コーヒーが好き」なのに、いつもなんとなく同じものを買ってしまう。
スーパーの棚の前で5秒くらい悩んで、結局いつものやつをカゴに入れる。そういうループ、ありませんか。
わたしもずっとそうでした。コーヒーは毎日飲むのに、好みの言語化ができない。「苦いのが好き」くらいしか言えなくて、それ以上深まらない感じ。
パッケージに「フルーティー」とか「コク深い」って書いてあるやつを買ってみるんですけど、飲んでみると正直よくわからない。結局また同じ銘柄に戻ってる、みたいな。

で、ある日コーヒーのサブスクを試してみたんです。毎月違う豆が届くやつ。最初は「どうせ大差ないでしょ」と思っていたんですが、これが思った以上に良かった。

この記事では「ラボカフェ」という、ちょっと変わったコンセプトのコーヒーブランドの定期便を紹介します。
どんな人に向いているか、競合とどう違うかも含めて正直に書くので、自分に合うかどうかの判断材料にしてください。
ラボカフェってどんなブランド?「研究所」が作るコーヒーの正体
名前からして引っかかりますよね。ラボカフェ、つまり「研究所×コーヒー」がコンセプト。
ラボカフェの母体である「コーヒー豆研究所」は、これまで2,000個以上を販売し、3,000商品以上を見てきた実績があります。その膨大な経験の中から選りすぐったコーヒー豆を厳選して、独自にブレンド化したものが定期便に届く豆です。

さらに、JCQAコーヒー鑑定士が監修している点も見逃せない。JCQAとは全日本コーヒー検定委員会のことで、コーヒーの品質を専門的に評価できる資格を持った人のことです。
ワインでいうソムリエみたいなイメージ。素人が「なんとなくおいしい」と感じるレベルではなく、プロの基準で品質を担保しているというのは、サブスクを選ぶうえで大きな安心感につながります。
街のおしゃれなコーヒーショップとは明らかに出発点が違う。「研究して、数字で判断して、また改善する」という姿勢がブランド全体に流れている感じがします。
届いた瞬間から、なんか違う
ラボカフェが初めて届いたとき、ポストから取り出して袋を開けた瞬間に「あ、これちょっと違うかも」と思いました。
ふわっとというより、一気に香りが立ち上がる感じ。いつもスーパーで買う豆とは、明らかに香りの密度が違う。これは後から理由がわかるんですが、受注焙煎で鮮度が保たれているからです。
ドリッパーに粉を入れてお湯を少し注いだとき、じわっと膨らんでドーム状に盛り上がる。「あれ、こんなに膨らむっけ?」って思わず手が止まりました。
焙煎から日が浅い豆ほどよく膨らむんですよね。この時点でもう、ただ淹れてるだけなのにちょっと楽しい。
で、ひと口飲んで最初に思ったのが「軽いのに、ちゃんと味がある」。よくある”薄い”とは違って、後味がスッと消えるのに香りだけ残る感じ。数日後にまた飲むと、今度はちょっと甘く感じたりする。
同じ豆なのに印象が変わる。ここでやっと「コーヒーってやっぱり面白いかも」と再認しました。
定期便で届くのはこの2種類。毎月「ベース」と「変化球」がくる
ラボカフェの定期便は、毎回2種類のコーヒーがセットで届きます。この構成がよくできていて、「安定」と「発見」が両立している。

スペシャルブレンド:毎月必ず届く、比較の基準になる一杯
ブラジル50%、エチオピア30%、タンザニア20%のブレンド。
コーヒーに詳しくなくても、この3カ国はなんとなく聞いたことがある産地ですよね。ブラジルはコクと苦味のベース、エチオピアはフルーティな香りと酸味、タンザニアはキレと後味のすっきり感を担う。
このバランスが「口に含んだ瞬間のコク」と「後から追いかけてくるほどよい酸味」という複層的な味を生み出しています。
「スペシャルブレンドが毎月届く」ことには、じつは大事な意味があります。
基準があると比較できる。月替わりコーヒーを飲んで「いつものより酸味が強いな」「こっちの方が好きかも」という発見が生まれる。スペシャルブレンドという定点観測があるから、味の違いが言語化しやすくなるんです。
月替わりコーヒー:届くたびに「今月は何だろう」が楽しみになる
ここがラボカフェのいちばんおもしろいところ。
季節や月ごとにテーマを合わせたブレンドが届きます。たとえば「ちょっと苦味が強めだな」と思った月のやつを、夜に飲んでみたらちょうどよかったりする。シーンによって”合う味”があることに気づく瞬間です。

公式ページに載っているラインナップを見ると、こんな感じになっています。
| 月 | 味のテーマ |
|---|---|
| 1月 | 柔らかでほどよいコク |
| 2月 | 身も心も温まるしっかりとした苦味 |
| 3月 | 豊かな香りとほどよい酸味 |
| 4月 | 春を感じるまろやかな味わい |
| 5月 | 軽やかで優しい味わい |
| 6月 | 雨季でも楽しめる苦味とコク |
| 7月 | カフェオレや水出しにもおすすめ |
| 8月 | 爽快でコクのあるコーヒー |
| 9月 | 初秋が感じられる爽やかな味わい |
| 10月 | 秋の奥ゆかしさを感じる味わい |
| 11月 | 濃厚で際立つ香り |
| 12月 | 力強いコクと甘み |
2月の「しっかりとした苦味」と5月の「軽やかで優しい味わい」って、同じコーヒーなのに全然違う飲み物ですよね。
3ヶ月くらい続けると、「この前の軽いやつ、朝に良かったな」「この苦味のやつは食後に合うな」と自然に考えるようになってくる。”なんとなく飲む”から”選んで楽しむ”に変わる瞬間です。
「ちゃんとおいしい」理由が、じつは3つある
サブスクって安さを売りにしているものも多いけど、ラボカフェは品質を売りにしています。なぜおいしいのか、ちゃんと理由があります。
理由1:受注焙煎で届く。鮮度が全然違う

コーヒーの鮮度って、意外と知られていない話なんです。
スーパーに並んでいるコーヒーは、焙煎から数週間〜数ヶ月たっていることが多い。流通の都合上、どうしてもそうなります。でも、コーヒー豆の香りや風味が最もいきいきしているのは、焙煎後3日〜1週間の間です。

ラボカフェは、注文が入ってから焙煎して、原則1週間以内に発送します。だから袋を開けた瞬間に「あれ、香りが違う」となる。ドリッパーでよく膨らむのも、この鮮度があるから。飲む前から体験が始まっている感じです。
ちなみに飲み頃は焙煎後2〜3週間ごろ。届いてすぐ飲んでもおいしいですが、少し置いてからも楽しめます。2ヶ月以内には飲みきりましょう。
理由2:アフターミックス製法。「後から混ぜる」ことの意味
ここが、ラボカフェが他と一線を画するポイントです。
一般的なブレンドコーヒーは、複数の豆を一緒に焙煎します。コストが下がるし、作業も一度で済む。合理的な方法です。
でも問題があって、豆の種類によって最適な焙煎温度や時間がそれぞれ違う。全部一緒に焼いたら、どれかが微妙に焼き過ぎか焼き足りないか、という状態になりやすい。
ラボカフェの「アフターミックス製法」は逆の発想です。

それぞれの豆を個別に最適な条件で焙煎して、焼き上がってから最もバランスのいい配合に仕上げる。カレーの具材を全部一緒に煮るか、それぞれ最適な調理をしてから合わせるか、の違いに似ています。
後者の方が各素材の良さが残るのは、料理で考えると直感的にわかりますよね。
理由3:焙煎前に豆を磨く。ここまでやるか、というこだわり
生豆には目に見えないホコリや薄皮が付着しています。「大した影響ないでしょ」と思うかもしれないけど、ラボカフェはそれが味に微妙な影響を与えると判断した。
だから専用の研磨機にかけて不純物を取り除いてから焙煎する。焙煎後もさらに豆の選別を行ってから梱包・出荷します。

正直、飲んでいるときはそこまで意識しないんですけど、「なんかシャープな味だな」と感じる理由はここにあるのかもしれない。知ってから飲むと、また違う感じ方ができます。
ラボカフェの定期便はこんな人には特におすすめ。逆に向かない人も正直に書きます
こういう人にはかなりはまると思う
- 毎日コーヒーを飲んでいるのに、好みをうまく説明できない人
- いろんな豆を飲んでみたいけど、何を選べばいいかわからない人
- コーヒーを趣味として深めていきたい、と思い始めた人
- 来客時に「おいしいコーヒーですね」と言わせたい人
- キャンプやアウトドアで、ちょっと特別な一杯を楽しみたい人
- 自宅の時間を、少しだけ豊かにしたい人
特に「コーヒーの好みがわからない」という人に刺さります。
毎月2種類が届くたびに「あ、これはスッキリしてて好きだな」「こっちは重くて朝に飲むとちょっとしんどい」という発見が積み重なる。半年続けると、自分のコーヒーの好みがかなりクリアに見えてくるはずです。

キャンプ勢にも推したい理由があって、焙煎直後の豆を挽いて、アウトドアで飲むコーヒーはほんとうにおいしい。シングルバーナーとドリッパーがあれば、キャンプ場で本格的な一杯が飲めます。
逆に向かないかもしれない人
正直に言います。こういう人はちょっと違うかもしれない。
- 「毎月同じ豆を飲み続けたい」という安定志向の人
- 産地や農園を指定して豆を選びたい、という上級者
- とにかく安く済ませたい人
コーヒーに深くこだわりたい上級者なら、珈琲きゃろっとや土居珈琲のような、ストレートの希少豆に特化したサービスの方が向いているかもしれません。
正直、合わない月もある
これはちゃんと言っておきます。「これはあんまり好きじゃないな」という回もあります。
でも不思議なのが、後から「意外とアリかも」と思うこともある。飲むタイミングや気分によって印象が変わるんですよね。これも含めて”体験”というか、コーヒーの面白さだと思います。
競合サービスと何が違う?正直比較してみます

コーヒーサブスクの代表格と比べてみます。
珈琲きゃろっと
北海道に本拠を置く、品質で高い評判を持つロースター。スペシャルティコーヒーへのこだわりが強く、豆の説明も丁寧。
コーヒー好きの中では知名度が高い。ただ、毎月同じシリーズの豆が続くこともあり、「バリエーションを楽しみたい」という人には少し物足りない場合もある。
世界が認めたコーヒー鑑定士がいる!【珈琲きゃろっと】お試しコーヒーセット
土居珈琲
希少性の高い豆を扱うことで有名。コーヒー通に人気で、品質は折り紙つき。価格帯は高めで、どちらかというと経験者向けのイメージが強い。
PostCoffee
好みに合わせて診断でカスタマイズできる点が特徴。選ぶ楽しさがある一方、「自分の好みが最初からはっきりしていない人」にとっては選択肢が多すぎる場合も。
ラボカフェの立ち位置
3サービスと比べたとき、ラボカフェが勝っているのは「毎月のサプライズ感」と「鮮度へのこだわり」の組み合わせです。
他のサービスが「選ぶ楽しさ」を提供するとしたら、ラボカフェは「届いてからの驚き」を提供している感じ。コーヒー初心者〜中級者にとっての、ちょうどいい挑戦相手というポジションです。
料金・コース・使い方まとめ

| コース | 内容量 | 月額(税込) | 初回価格 |
|---|---|---|---|
| スタンダード | 100g×2種類 | 3,100円 | 2,635円 |
| プレミアム | 150g×2種類 | 4,200円 | 3,570円 |
| デラックス | 300g×2種類 | 6,600円 | 5,610円 |
送料は全国一律無料。初回はどのコースも15%OFFで始められます。
継続すると、じわじわお得になる
- 6回以上の継続:毎月5%OFF
- 12回以降:毎月10%OFF
- 会員ランク特典:シルバー(累計4万円以上)で2%、ゴールド(6万円以上)で3%、ダイヤモンド(10万円以上)で5%の追加割引
継続割引(最大10%)とランク特典(最大5%)を合わせると、最大15%OFFになる計算です。ランク特典だけで15%になるわけではないので、その点は注意してください。
最初は試す気持ちで始めても、続けるほど割引が積み上がる仕組み。長く続けることへのモチベーションになります。
届く頻度は3パターンから選べる
月1回・月2回・2ヶ月に1回の3コース。「1ヶ月で飲みきれるか不安」という人は月1回から始めるのが安心です。
スキップ機能があるので安心
「先月の豆がまだ残ってる」「今月は旅行でほとんど家にいない」というときは、スキップ機能が使えます。次回配送日を変更したり、一時停止したりできる。サブスクの一番のストレスである「溜まってしまう問題」への対策がしっかりしています。
解約の注意点
解約は決済日の3日前までに、マイページで手続きが必要です。ここだけ忘れると翌月分が届いてしまうので、スマホのカレンダーにメモしておくことをおすすめします。
実際の口コミから見えること

公式サイトのレビューを見ると、こんな声があります。
「スペシャルブレンドはバランスが良く少し苦味が立っており、月替わりブレンドはまろやかな味。どちらも飲みやすい」という評価や、「口に含むと香りが豊かで、ほどよい酸味と甘みのバランスを感じた。後味もすっきりしていて毎日飲んでも飽きない」という声がありました。
全体的に「飲みやすい」「バランスがいい」という言葉が目立ちます。尖った個性よりも、毎日飲み続けられる完成度の高さを評価している人が多い印象です。
まとめ:ラボカフェの定期便でコーヒーが「作業」から「楽しみ」に変わる

ラボカフェを始めてから、朝のコーヒーがちょっと楽しみになりました。大げさじゃなくて、「今日はどんな味やろ」って思えるようになる。これだけで、日常の質が少し上がる感じがします。
コーヒーの違いって、説明されてもピンと来ないんですよね。でも一回ちゃんとした豆を飲むと、わかります。「これか」って。
JCQAコーヒー鑑定士が監修した豆を、アフターミックス製法で丁寧に焙煎して、受注後1週間以内に鮮度を守って届ける。この積み重ねが、普通のコーヒーとは一段違う体験につながっています。
「最高品質を毎月楽しみたい」人にも「これからコーヒーを深掘りしたい」人にも応えられる、懐の広いサブスクです。初回15%OFFで、縛りなし。まず1ヶ月だけ試してみる、くらいの気持ちで十分です。

「研究所って何を研究してるの?」と最初は思いました。答えは、味です。ひたすら豆を研究している。