挽きたての香りを手軽に楽しみたいなら「ミル付き」が断然おすすめの一方で、手軽さや予算を重視するなら「ミルなし」が賢い選択肢です。
なぜなら、コーヒーメーカーを選ぶ際、「ミル付き」と「ミルなし」のどちらが良いか、その答えはあなたのライフスタイルとコーヒーへのこだわり具合によって大きく変わってくるからです。
この記事では、それぞれのコーヒーメーカーが持つ独自の魅力やメリット・デメリット、さらにはお手入れのコツまで、あなたが抱える疑問を解決し、ぴったりの一台を見つけるお手伝いをします。
一緒に、最高のコーヒーライフを手に入れるヒントを探していきましょう。
この記事でわかること
- コーヒーメーカーの種類
- 機種ごとの特徴と選び方
- ミルやフィルターの違い
- 長く使うためのお手入れ法
- コーヒー豆の鮮度と挽き方
本記事は長文ですので、下記の目次から気になるところを選んで読んでみてください。
あなたに合うのは？コーヒーメーカー「ミル付き・ミルなし」どっち？機能比較
自宅カフェを彩る！ミル付きコーヒーメーカーの魅力と選び方
まずは、コーヒー好きなら誰もが憧れる「ミル付きコーヒーメーカー」について深く掘り下げていきましょう。豆の挽きから抽出までを一台でこなす全自動タイプは、まさに「おうちカフェ革命」の主役と言っても過言ではありませんね。
ミル付きコーヒーメーカーの機能
ミル付きコーヒーメーカーは、コーヒー豆の挽きから抽出まで、全てを自動で行ってくれる優れものです。近年では、豆の挽き方や風味の調整までできる高性能な製品が増えており、その進化には目を見張るものがあります。
全自動タイプとセミオートタイプ
ミル付きコーヒーメーカーは大きく2種類に分けられます。
- 全自動タイプ: 豆の挽きから抽出までを完全に自動で行います。忙しい朝でも、ボタン一つで挽きたての香り高いコーヒーが楽しめるのが最大のメリットでしょう。価格は比較的高価な傾向にありますが、近年はリーズナブルなモデルも増えてきました。
- セミオートタイプ: 豆を挽く工程は手動の電動ミルで行い、その後フィルターに粉を移し替えて抽出・蒸らしは自動で行うタイプです。全自動に比べて手間はかかりますが、その分安価な製品が多いのが特徴です。個人的には、休日にハンドドリップも楽しみたい、という方にはセミオートタイプもアリだと思います。ミル単体としても使えるので、汎用性が高いと感じますね。
ミル付きコーヒーメーカーのメリット：挽きたての香りはやばい！
ミル付きコーヒーメーカーの最大のメリットは、何と言っても「挽きたてのおいしさ」を毎日手軽に味わえることです。
コーヒー豆は挽いた瞬間から酸化が始まり、急速に味が劣化していきますから、この「挽きたて」というのは、マジで風味に大きな差を生むんです。
- 香り高いコーヒーが手軽に楽しめる: 豆を挽くときのあの芳醇な香りは、淹れたてのコーヒーの味をさらに引き立てます。筆者も初めて挽きたてコーヒーを飲んだ時、その香りの豊かさに感動した記憶がありますね。
- 豆の挽き方や風味の調整が可能: 豆の挽き目の粒度（粗さ）や濃さ、注湯温度、杯数設定など、細かなカスタマイズができる製品が多く、自分好みの「マイレシピ」を探求する楽しみがあります。
- 安定した味を再現: ハンドドリップと違い、毎回同じ条件で抽出できるため、安定して美味しいコーヒーを淹れられます。
- 一台で完結し省スペース: ミルとコーヒーメーカーが一体になっているため、別々に揃えるよりもキッチンスペースを有効活用できます。
ミル付きコーヒーメーカーの選び方：後悔しないための6つのポイント
ミル付きコーヒーメーカーを選ぶ際には、以下のポイントに注目すると良いです。
1. ミルの構造：コーヒーの味を左右する最重要ポイント
ミルの構造は、コーヒーの味に最も影響を与えると言っても過言ではありません。
- コーン式/臼式（コニカルカッター/フラットカッターディスク）:
- メリット: 均一に豆を挽くことができ、摩擦熱が出にくいため、コーヒー本来の風味を損ないにくいです。雑味の少ない、質の高いコーヒーを求める本格派の方におすすめですね。
- デメリット: 構造が複雑なため、プロペラ式のように取り外して丸洗いすることは難しく、微粉やカケラが残りやすい点が挙げられます。価格帯も高めです。
- 筆者の意見: やはり味にこだわるなら、断然コーン式/臼式ですね。初期投資はかかりますが、毎日飲むものだからこそ、妥協したくない部分だと私は思います。
- プロペラ式（ブレードグラインダー）:
- メリット: 丸洗いできる製品が多く、お手入れがしやすいのが魅力です。製品自体も比較的リーズナブルで、コンパクトなモデルが多いですね。
- デメリット: 均等な挽き目が難しく、摩擦熱が生じやすいため、コーヒーの風味にダメージを与えやすいという欠点があります。雑味が出やすくなる可能性もあります。
- 筆者の意見: 手軽さ重視で、そこまで味に敏感ではない方には良い選択肢でしょう。挽きたてというだけでインスタントコーヒーとは比べ物にならない美味しさですから。
2. 抽出方法：どんなコーヒーを飲みたいか明確に
ミル付きコーヒーメーカーには主に「ドリップ式」と「エスプレッソ式」があります。
- ドリップ式:
- 特徴: 普段使いに最も一般的な抽出方法です。お湯を粉に通して抽出するシンプルな方式で、すっきりとした味わいのレギュラーコーヒーを楽しめます。
- おすすめの人: 毎日手軽にレギュラーコーヒーを飲みたい方
- エスプレッソ式:
- 特徴: 高い圧力をかけて短時間で抽出するため、コーヒーの旨味が凝縮された深く濃い味わいを楽しめます。ミルクウォーマーがあれば、カフェラテやカプチーノといったカフェメニューも作れます。
- おすすめの人: 本格的なエスプレッソやカフェラテ、カプチーノを楽しみたい方。中にはレギュラーコーヒーも淹れられる製品もあります。
3. 容量：家族構成や利用シーンに合わせて
一度に淹れるコーヒーの量に合わせて選びましょう。
- 1人用（400ml以下）: コンパクトで場所を取らず、一人暮らしの方や少量だけ飲みたい方に最適です。
- 家族用（800ml以上）: 複数人で飲む場合や、作り置きをしたい場合に便利です。メリタの「アロマフレッシュ サーモ AFT1021-1B」は10杯分まで淹れられる大容量モデルで、作り置きを重視するならおすすめです。
- 筆者の意見: 来客が多い家庭や、アイスコーヒーをたくさん作りたい夏場などは、容量が大きいとマジで助かりますね。
4. フィルター：味の好みと手入れのしやすさで選ぶ
主に「ペーパーフィルター」と「メッシュフィルター」があります。
- ペーパーフィルター:
- 特徴: コーヒーの微粉や油分をしっかりろ過するため、クリアで雑味の少ないすっきりとした味わいになります。抽出後の粉をフィルターごと捨てられるため、お手入れも比較的簡単です。
- 筆者の意見: クリアな味が好きで、手軽さを求めるならペーパーフィルターが良いと思います。
- メッシュフィルター:
- 特徴: コーヒーの油分（コーヒーオイル）も抽出されるため、よりコクと香りのある、豊かな味わいを楽しめます。繰り返し使えるため、エコで経済的です。
- 筆者の意見: コクのあるコーヒーが好きで、ランニングコストを抑えたいならメッシュフィルターも選択肢に入ります。ただし、フィルターに粉が残りやすいので、お手入れはペーパーより少し手間がかかるかもしれませんね。
5. カスタマイズ性の高さ：自分好みの味を追求したいなら
コーヒーを飲む楽しみを覚えたら、次は自分好みの淹れ方やレシピを模索したくなるものですよね。
- 注湯温度調整: 浅煎りから深煎りまで、豆の種類に合わせて最適な温度で抽出できます。例えばツインバード CM-D457Bは83度/90度の2段階で調整可能で、浅煎りから深煎りまでバランス良く淹れられると評価されています。
- 挽き目粒度調整: 粗挽きから細挽きまで、挽き目の粒度を調整できることで、コーヒーの濃さや風味をコントロールできます。
- 濃さ調整・杯数設定: コーヒー豆の量や水量を調整する自由度が高いほど、設定の組み合わせも多くなり、楽しみが増します。
6. お手入れのしやすさ：日々の手間を考慮する
ミル付きコーヒーメーカーは、ミル部分の掃除に手間がかかることがあります。購入前には、お手入れのしやすさを確認しましょう。
- ミルの自動洗浄機能: パナソニックのNC-A57のように、ミルの自動洗浄機能を搭載しているモデルは、日々の手入れが非常に楽になります。
- パーツの取り外しやすさ: 水タンクやドリップトレイ、ミル部分が取り外して丸洗いできると、清潔に保ちやすいです。ツインバードCM-D457Bはミルも取り外し可能で、隅々まで綺麗にできます。
おすすめのミル付きコーヒーメーカー
これまで様々な全自動コーヒーメーカーをレビューした筆者の経験も踏まえ、いくつかおすすめの製品を紹介します！
ツインバード CM-D457B
- 特徴: 自家焙煎珈琲のパイオニア「カフェ・バッハ」店主、田口護氏監修の本格派。ハンドドリップを再現するためにドリッパーが露出しているのが特徴的です。燕三条製の低速臼式フラットミルや、ミリ単位でこだわったドリッパーなど、随所にこだわりが感じられます。注湯温度が絶妙で、浅煎りから深煎りまでバランス良く淹れられるのがおすすめポイントです。
- ユーザーレビュー: 「豆を挽く時の香りが最高」「お店やコンビニでいいコーヒーを頼んだときの味と香りがする」「同じ豆なのに味が全く違う。本当に美味しい」といった高評価が多いですね。ミルの音は大きいと感じる人もいますが、慣れると気にならないという意見もあります。
- お手入れ: メンテナンスモードがあり、ミルも取り外して付属ブラシで簡単に掃除できます。
メリタ アロマフレッシュ サーモ AFT1021-1B
- 特徴: コーヒー機器の総合メーカーであるメリタの技術が詰まった全自動コーヒーメーカー。独自コーヒー抽出理論「メリタ ゴールドスタンダード」を体験できる製品で、作り置きを重視するなら容量が多いメリタ製品が使いやすいかもしれません。
- 筆者の意見: メリタはフィルターも特徴的ですからね。一つ穴抽出という、あのこだわりはさすが老舗といった感じです。
シロカ カフェばこPRO SC-C251 / SC-C271
- 特徴: 筆者個人的に、機能・性能・価格を見て最もコスパの高い全自動コーヒーメーカーの1つだと感じます。精度の高いコーン式ミル、選べる注湯温度、密閉性のある豆ホッパー、大容量の水タンク、豆と水の自動計量、タイマー機能、デカフェモードなど、欲しい機能が全部詰まっています。マグカップに直接抽出する「じかマグ機能」も便利。
- ユーザーレビュー: 「欲しい機能が全部詰まった全自動コーヒーメーカー」という編集部レビューがあるほど。口コミでは「豆を挽く音も前のよりずっと静かで短い」「紙フィルターで豆も100g入れておける！それだけのことですっごい楽になりました」という声も。
パナソニック NC-A57
- 特徴: 多機能ながら値段が手頃なのが特長です。デカフェ豆コース、ミルの自動洗浄、沸騰浄水によるカルキカット、煮詰まり軽減の保温調整などの機能が搭載されています。豆の挽き分け（粗挽き・中細挽き）と抽出コース（リッチ・マイルド）の組み合わせで4種類の味を楽しめます。
- ユーザーレビュー: 「全自動で手軽に美味しいコーヒーが楽しめる」「味の調整ができ、自分好みのコーヒーを淹れられる」「デカフェでもしっかりとした味わいが楽しめる」といった高評価があります。一方で、「本体サイズがやや大きめ」「動作音が少し気になる」という声も。
- お手入れ: ミルの自動洗浄機能と着脱可能な水タンクにより、お手入れが簡単です。
デロンギ マグニフィカ イーヴォ ECAM29081TB / マグニフィカS ECAM22112 / ディナミカ ECAM35055B
- 特徴: エスプレッソの本場イタリアの家電メーカー「デロンギ」の全自動コーヒーマシン。エスプレッソだけでなく、「カフェ・ジャポーネ」と呼ばれるレギュラーコーヒー機能も搭載されており、幅広いメニューを楽しめます。デロンギの上位機種よりも手頃な価格で豊富なメニューを楽しめるのが魅力で、ミル動作音も比較的静かだという意見もあります。
- お手入れ: 定期的な石灰除去は必要ですが、普段は抽出後のコーヒーカスを捨てるだけで簡単です。独自浄水システムのウォーターフィルターのコスパが難点という声も。
- 筆者の意見: デロンギは「エスプレッソマシン」のイメージが強いですが、レギュラーコーヒーも本格的に楽しめるので、ラテアートとかに憧れる方にはめちゃくちゃ良い選択肢だと私は思います。
JURA(ユーラ) E8
- 特徴: ヨーロッパで人気の高いエスプレッソマシンメーカー「JURA」のベストセラーモデル。15種類のメニューをワンボタンで楽しめる全自動コーヒーメーカーで、香りが12.2％向上した「プロフェッショナルアロマグラインダー」が特徴です。
- 筆者の意見: JURAは高級エスプレッソマシンのイメージが強いですが、価格に見合った満足度はあると感じます。静音性も高いのは、集合住宅に住む方には嬉しいポイントですよね。
手軽に本格派！ミルなしコーヒーメーカーの魅力と選び方
次に、手軽に美味しいコーヒーを楽しみたい方におすすめの「ミルなしコーヒーメーカー」について見ていきましょう。
ミルなしコーヒーメーカーとは？その手軽さが最高！
ミルなしコーヒーメーカーは、すでに挽いてあるコーヒー粉を使ってコーヒーを抽出するタイプです。
豆を挽く手間がない分、非常に手軽にコーヒーを淹れられるのが最大の魅力です。
ミルなしコーヒーメーカーのメリット：安価で手軽、お手入れも楽！
ミルなしコーヒーメーカーは、ミル付きに比べて手軽さとお手頃価格が際立ちますね。
- 構造がシンプルでお手入れしやすい: ミル部分がないため、掃除するパーツが少なく、手入れの手間が大幅に軽減されます。
- 本体価格が安い: 5,000円以下で購入できるモデルも多く、初めてコーヒーメーカーを試してみたい方にとって、導入しやすいのが嬉しいポイントです。
- コンパクトな製品が多い: 省スペースなデザインが多く、キッチンが狭い場合でも置き場所に困りにくいです。
- コーヒー粉のバリエーションを楽しめる: 市販されている様々な種類のコーヒー粉を手軽に試すことができます。中にはUCCドリップポッドのように、カプセルだけでなくコーヒー粉も使える画期的な製品もあります。
ミルなしコーヒーメーカーの選び方：あなたのニーズに合う一台を見つける！
ミルなしコーヒーメーカーを選ぶ際のポイントを見ていきましょう。
1. 種類：抽出方式で選ぶ
ミルなしコーヒーメーカーには主に3つの種類があります。
- ドリップ式:
- 特徴: 最もポピュラーな抽出方式で、水とコーヒー粉をセットし、お湯を滴下して抽出します。本格的なドリップコーヒーを簡単に淹れられます。
- おすすめの人: 毎日レギュラーコーヒーを飲む人、手軽さを求める人。
- カプセル式:
- 特徴: コーヒー粉が密閉された専用カプセルをセットし、ボタンを押すだけで簡単にコーヒーが抽出されます。使用後はカプセルを捨てるだけなので、お手入れの手間が非常に少ないのが最大のメリットです。コーヒーだけでなく、抹茶ラテやミルクティーなど、多様なメニューを楽しめるのも魅力です。
- おすすめの人: お手入れの手間を極限まで省きたい人、様々なフレーバーを楽しみたい人。
- 筆者の意見: 正直、カプセル式は「全自動コーヒーメーカー」というより「全自動ドリンクメーカー」って感じですよね。コーヒーだけじゃなく、色々なドリンクを手軽に楽しめるのはめちゃくちゃ便利だと思います。
- エスプレッソ式:
- 特徴: 高い圧力をかけて短時間で成分を抽出するため、コーヒーの旨味が凝縮された深く濃い味わいを楽しめます。自動洗浄機能付きのモデルも多く、掃除が楽です。
- おすすめの人: 深い味わいのエスプレッソや、ミルクを加えてカプチーノやラテを楽しみたい人。
2. 容量：一度に淹れる量で選ぶ
ミル付きと同様に、一度に淹れたい量に合わせて選びます。
- 1〜2杯用: コレス 1カップコーヒーメーカーのように、コンパクトで一人暮らしの方にぴったりのモデル。マグカップ付きの製品もあり、手持ちのカップサイズを気にする必要がないのが便利です。
- 多杯数（4杯以上）: タイガー魔法瓶 ACT-E040WMのように4杯分淹れられるモデルや、サーモス 真空断熱ポット コーヒーメーカーのように大容量タイプもあります。作り置きしたい場合や、家族で楽しむ場合に便利です。
3. サーバーの種類：見た目と保温性で選ぶ
サーバーの素材によって、特徴が異なります。
- ガラスサーバー:
- メリット: 残量がひと目で確認でき、コーヒーの色合いを視覚で楽しめるのが魅力です。見た目がおしゃれな製品も多く、価格も比較的リーズナブルです。
- デメリット: 割れやすいのが難点です。保温機能は基本的にありませんが、加熱プレートで保温できるタイプもあります。
- ステンレスサーバー:
- メリット: 保温性に優れており、長時間温かいコーヒーを楽しめます。割れにくいので耐久性も高いです。
- デメリット: 中身が見えないため、残量が分かりにくいです。
- 真空ステンレスサーバー:
- メリット: ステンレスサーバーよりもさらに保温・保冷効果が高く、コーヒーの風味や温度を長時間保てます。アイスコーヒーを作った際の結露も少ないです。
- おすすめの人: 1日に何度もコーヒーを飲む人や、アイスコーヒーをよく飲む人。タイガー コーヒーメーカー 2～8杯 ACE-S080のように、サーバーが魔法瓶になっているタイプは煮詰まる心配がありません。
- サーバーなし（カップに直接抽出）:
- メリット: 洗い物が少なく、お手入れが非常に楽になります。THANKOのお一人様全自動コーヒーメーカー「俺のバリスタ2」のように、蓋付きタンブラーが付属しており、そのまま持ち運びも可能です。
- デメリット: 保温性は期待できません。
- 筆者の意見: 洗い物を減らしたい私としては、サーバーなしで直接カップに抽出できる機能はめちゃくちゃ便利だと思います。手間が減るって、QOL爆上がりしますからね。
4. 保温機能の有無：作り置きやゆっくり飲みたいなら
コーヒーを淹れた後、すぐに飲みきらない場合や、複数杯分作り置きしたい場合は、保温機能があると便利です。
- 保温機能あり: シロカ カフェばこPROやパナソニック NC-A57のように、保温機能を搭載しているモデルは、一定時間温かさをキープしてくれます。ただし、長時間の保温は煮詰まりの原因にもなるため、注意が必要です。
- 保温機能なし: ステンレスサーバーなど、サーバー自体の保温性でカバーするタイプもあります。
5. お手入れのしやすさ：掃除の頻度と手間を考える
ミルなしコーヒーメーカーは比較的お手入れが簡単ですが、それでもパーツの洗いやすさは重要です。
- パーツの取り外しやすさ: サーバーやメッシュフィルター、水タンク、フィルターバスケットなどが簡単に取り外せて洗えると、清潔に保ちやすいです。
- 自動洗浄機能: エスプレッソ式には自動洗浄機能付きのモデルもあります。
- 筆者の意見: 個人的には、コーヒーメーカーは使い終わったらすぐに洗うのが鉄則だと思っています。コーヒーの色素や油分が固着すると、異臭の原因にもなりますからね。だからこそ、簡単に取り外せてサッと洗える構造はマジで大事です。
おすすめのミルなしコーヒーメーカー
手軽さと機能性を兼ね備えたミルなしコーヒーメーカーから、いくつかおすすめの製品を紹介します。
メリタ コーヒーメーカー ツイスト
- 特徴: メリタ独自の1つ穴抽出と特殊な蓋による攪拌機能で、しっかりとした味わいの美味しいコーヒーが楽しめます。ガラスサーバーでコーヒーの抽出過程を視覚でも楽しめます。
- 筆者の意見: メリタの「一つ穴抽出」は、ハンドドリップに近い抽出を再現していると言われます。こだわりを感じますね。
タイガー魔法瓶 コーヒーメーカー ACT-E040WM
- 特徴: 粉、ドリップバッグ、カプセルに対応しており、様々なコーヒーの淹れ方を楽しめます。コンパクトで場所を取らないデザインが魅力。
- ユーザーレビュー: 「シンプルなデザインでキッチンに馴染む」「手入れもしやすい」といった声があります。
Toffy（トフィー） ダイレクトドリップアロマコーヒーメーカー / Toffy アロマドリップコーヒーメーカー
- 特徴: レトロ感のあるおしゃれなデザインが特徴で、4色から選べます。味わいを3段階（マイルド・ミディアム・ストロング）で調節可能。
- 筆者の意見: インテリアとしての側面も重視するなら、Toffyのデザインはめちゃくちゃ可愛いですよね。キッチンに置いてあるだけで気分が上がります。
サーモス 真空断熱ポット コーヒーメーカー ホワイト ECK-1000
- 特徴: サーモス製の真空断熱ポットが付属しており、1Lの大容量で長時間保温が可能です。ポットの口径が広く、中栓も分解できるため、お手入れが簡単で衛生的です。デジタルタイマー付きで前日予約も可能。
- ユーザーレビュー: 「お手入れのしやすさ、一度にたくさん作れる、ステンレスのポットに重点をおいて選んだ」「ポットにも手が入るので、中もしっかり洗える」といった声があります。
UCC ドリップポッド DP3
- 特徴: プロのハンドドリップを再現したUCCグループ独自の一杯抽出型カプセル式コーヒーシステム。14種類のフレーバーに加え、抽出モードや湯量の調整で好みのコーヒーやカフェドリンクを抽出できます。カプセルがなくてもコーヒー粉で淹れられる画期的な製品。抽出後もカプセルを捨てるだけでお手入れが楽。
- ユーザーレビュー: 「カセットをセットするだけなので、お手入れが簡単なのが良い」「スタバのカセットがあるのが魅力的」といった声がある一方、「アプリを使ってスマホから淹れるとエラーが続くことがある」という意見も.
象印 EC-GB40-TD コーヒーメーカー 「珈琲通」 ダークブラウン
象印マホービン(ZOJIRUSHI)
- 特徴: 「ダブル加熱95℃抽出」により、コーヒー本来の芳醇なコクと香りを引き出します。活性炭フィルターで水道水のカルキを90%以上除去する浄水機能も搭載。レバー式濃度調節で「ふつう」と「濃い」の2段階に調整可能。
- お手入れ: 水タンク、スイングバスケット、フィルターケースが外せるため、簡単に洗えます。
お手入れ楽々！コーヒーメーカー「ミル付き・ミルなし」どっち？タイプ解説
コーヒーメーカーのお手入れとメンテナンス：長持ちさせる秘訣はコレ！
コーヒーメーカーを長く愛用し、いつでも美味しいコーヒーを飲むためには、日々の適切なお手入れと定期的なメンテナンスが欠かせません。
なぜお手入れが必要なのか？汚れる原因とは
コーヒーメーカーは、水道水を使用し、コーヒーの油分を扱うため、様々な汚れが蓄積しやすい家電です。
- 水垢（カルキ）: 水道水に含まれるミネラル分が固まって付着します。これが溜まると、ヒーターの故障や給水不良の原因となり、コーヒーがぬるくなったり、抽出量が減ったりする劣化のサインにもなります。
- コーヒーの油分（コーヒー渋）: コーヒーの液体には油分が含まれており、これが空気に触れて酸化すると、茶色い汚れや異臭の原因になります。特に深煎りの豆は油分が出やすい傾向にあります。
- 微粉: ミル付きの場合、コーヒー豆を挽いた際に発生する細かい粉が内部に残ることがあります。これと油分が結合すると固まりとなり、不具合の原因となることも.
部品ごとのお手入れ方法と頻度
コーヒーメーカーの「見える部分の汚れ」と「見えない部分の汚れ」の両方に対応することが大切です.
毎日のお手入れ (使用後都度)
- サーバー・メッシュフィルター・フィルターバスケット: 使用後すぐに水で洗い流しましょう。洗剤は毎回使う必要はありませんが、汚れがひどい場合は中性洗剤を少量使います。コーヒーの色素（コーヒー渋）の固着や異臭を防ぐため、サッと洗うのがポイントです。
- 水タンク: 取り外し可能な水タンクは、水の補充と同様に毎日洗うのが理想です。
- 本体外側: 濡れたタオルで拭き、水滴を残さず乾拭きします。水洗いはせず、汚れを拭き取るようにしましょう。
週に一度程度
- 粉受け: 手挽きミルや全自動コーヒーメーカーの粉受け部分に付着する微粉や油分は、ペーパーなどで拭き取ります。静電気で付着した細かい粉は、カメラのレンズ掃除に使うブロワーで吹き飛ばすと良いですよ。
- ミルの刃（ミル付きの場合）: ハケなどで残っているコーヒー粉を取り除く程度でOKです。
月に一度程度の丁寧なお手入れ
- 水垢除去（クエン酸洗浄）: 水タンクや内部回路の水垢には、クエン酸が効果的です。クエン酸を水に溶かしてドリップする「クエン酸洗浄」は、水垢を効果的に除去できます。コーヒーメーカーにニオイが残る心配もありません。
- ミルの分解清掃（ミル付きの場合）: 長期間使用すると、豆の油分がこびり付き、黒い塊となって固着することがあります。この場合は、ミルを分解して、つまようじなどで取り除くと良いでしょう。
- 筆者の意見: ミルの分解清掃の頻度について、私は半年〜1年に1回程度で十分だと考えています。なぜなら、頻繁に使う場合、新しい豆を挽くことで古い微粉が押し出されて意外と綺麗に保たれるからです。また、挽き目が粗めの方が汚れにくいという意見もありますね。むしろ、分解しすぎるとパーツの破損や紛失のリスクがあるので、必要以上に神経質にならなくて良いと私は思います。
故障のサインと寿命
コーヒーメーカーの一般的な寿命は5年程度が目安とされていますが、日頃のお手入れによっても変動します。
- コーヒーがぬるい: ヒーターの機能低下の可能性があります。
- 異音がする: 内部部品の異常や故障のサインです。
- 抽出量が少ない: 給水不良の可能性があります。汚れが原因であれば掃除で改善することもありますが、部品の故障の場合もあります。
これらのサインが見られたら、まずはメーカーに相談し、修理か買い替えを検討しましょう。
あなたにぴったりのコーヒーメーカーは？ミル付き vs ミルなし、どっち徹底比較
ここまで、ミル付きとミルなし、それぞれのコーヒーメーカーの特徴や選び方、お手入れ方法を見てきました。
では、結局どちらがあなたに合っているのでしょうか？いくつかの視点から比較してみましょう。
味へのこだわり：本格派なら「ミル付き」が圧勝
- ミル付き: 挽きたてのコーヒーは、香りが豊かで、豆本来の風味を最大限に楽しめます。味にこだわる方にとっては、この「挽きたて」という要素は譲れないポイントでしょう。
- ミルなし: 粉の状態で保存されたコーヒーを使うため、どうしても酸化が進み、風味が落ちやすいです。ただし、カルキを除去する浄水機能付きなど、水の質にこだわった製品を選べば、手軽ながらも美味しいコーヒーを淹れることができます。
手軽さと準備：手軽さ重視なら「ミルなし」に軍配
- ミル付き: 豆と水をセットすれば、挽きから抽出まで自動で行ってくれるので、操作自体は非常に簡単です。ただし、豆の補充やミルの掃除など、ミルなしに比べると一手間増えます。
- ミルなし: コーヒー粉と水をセットするだけなので、準備が非常に簡単です。忙しい朝でもサッと淹れたい、という方には最適でしょう。
コスト：初期費用とランニングコスト
- 初期費用:
- ミル付き: 一般的に1万円以上と高価な傾向にあります。高性能なモデルやエスプレッソ式だと、数十万円するものも珍しくありません。
- ミルなし: 5,000円以下の手頃なモデルも多く、気軽に導入できます。
- ランニングコスト:
- ミル付き: 豆から挽くため、粉を購入するよりは安価になることが多いです。ペーパーフィルターが必要な場合は、その費用がかかります。
- ミルなし: コーヒー粉やカプセルの購入費用がかかります。カプセル式は手軽な反面、1杯あたりのコストは高めになる傾向があります。メッシュフィルター採用モデルを選べば、ペーパーフィルター代は不要です。
騒音：静音性を求めるなら要確認
- ミル付き: 豆を挽く際に音がします。特にプロペラ式は音が大きい傾向にあります。集合住宅などで早朝に使用する場合は、騒音が気になる可能性があります。ただし、JURA E8のように静音性が魅力のモデルもあります。
- ミルなし: ミル機能がないため、基本的に豆を挽く音はしません。抽出時の湯沸かし音などが主になります。
スペース：設置場所を考慮する
- ミル付き: 高機能な分、本体サイズが大きめな製品が多いです。ただし、シロカ カフェばこのようにコンパクトなモデルもあります。
- ミルなし: 全体的にコンパクトな製品が多く、狭いキッチンでも設置しやすいです。
メンテナンスの手間：日々の負担を減らしたいなら
- ミル付き: ミル部分の掃除に手間がかかることがあります。自動洗浄機能付きや、ミルが取り外せるモデルを選ぶと負担が軽減されます。
- ミルなし: ミルがない分、掃除するパーツが少なく、お手入れは比較的簡単です。カプセル式は使用済みカプセルを捨てるだけなので、最もお手入れが楽と言えるでしょう。
あなたにぴったりのコーヒーメーカーはこれ！【〇〇な人にはコレがおすすめ】
それでは最後に、あなたのライフスタイルやコーヒーへのこだわり度に合わせて、どのタイプのコーヒーメーカーがおすすめなのかをズバリお伝えします！
- 「とにかく挽きたての味と香りを最大限に楽しみたい！」という本格派の方には…
- ミル付き全自動コーヒーメーカー（特にコーン式/臼式）がおすすめです。 ツインバード CM-D457B や、シロカ カフェばこPRO、デロンギ マグニフィカ イーヴォ のようなモデルが、味の深みを追求できます。少し高価でも、その価値は絶対にあると筆者は思います！
- 「手軽に挽きたてコーヒーを楽しみたいけど、予算は抑えたい！」という方には…
- ミル付き全自動コーヒーメーカーのエントリーモデル、またはセミオートタイプがおすすめです。 シロカ カフェばこ や、パナソニック NC-A57 は、機能性と価格のバランスが取れています。セミオートタイプなら、ミル単体でも使えますからね。
- 「毎日コーヒーは飲むけど、準備やお手入れに時間をかけたくない！」という時短重視の方には…
- ミルなしのドリップ式コーヒーメーカーか、カプセル式コーヒーメーカーがおすすめです。 特にカプセル式は、カプセルをセットするだけでOK、使用後は捨てるだけという手軽さで、忙しい朝にはマジで助かります。UCC ドリップポッド DP3 のように粉も使えるハイブリッドタイプも魅力的ですね。
- 「エスプレッソやカフェラテなど、様々なカフェメニューを楽しみたい！」という方には…
- エスプレッソ抽出ができるミル付き全自動コーヒーメーカー、またはエスプレッソ対応のカプセル式コーヒーメーカーがおすすめです。 デロンギの全自動マシン や、ネスレのドルチェグスト などが該当します。おうちがカフェになる、まさに夢のような体験が待っていますよ！
- 「省スペースで、キッチンに馴染むおしゃれなデザインがいい！」という方には…
- コンパクトなミル付きまたはミルなしコーヒーメーカーがおすすめです。 Toffy のようなレトロでおしゃれなデザインは、インテリアとしても優秀です。タイガーのコンパクトなモデル も良いでしょう。
- 「まずはコーヒーメーカーを試してみたい！」という初心者の方には…
- ミルなしのドリップ式コーヒーメーカーの低価格帯モデルがおすすめです。 コレス 1カップコーヒーメーカー や、アイリスオーヤマのドリップ式 など、手頃な価格でコーヒーメーカーの便利さを体験できます。もしコーヒーの沼にハマったら、その時にミル付きへの買い替えを検討すれば良いと思います！
- 「お手入れのしやすさが最優先！」という方には…
- 自動洗浄機能付きのミル付きモデルや、パーツが取り外して丸洗いしやすいミルなしモデル、あるいはカプセル式コーヒーメーカーがおすすめです。 パナソニック NC-A57 やツインバード CM-D457B のようなミル付きモデル、また、カプセルを捨てるだけのカプセル式 は、日々の負担を大きく減らしてくれます。
コーヒーメーカーのレンタルという選択肢
購入前に実際に使い勝手や味を試してみたい場合は、家電レンタルサービスの利用もおすすめです。
Rentio（レンティオ）のようなサービスでは、様々なコーヒーメーカーを3泊4日～レンタル可能で、気に入ればそのまま購入することもできます。
高価なコーヒーメーカーを購入する前の、良いお試し期間になるでしょう。筆者も高価な家電を買う前は、レンタルで試すことを強く推奨します！
まとめ：コーヒーメーカー「ミル付き・ミルなし」どっち？
今回の記事では、ミル付きとミルなし、それぞれのコーヒーメーカーの魅力や選び方、お手入れのコツ、そしてあなたにぴったりの一台を見つけるためのヒントをたっぷりとお届けしました。
- ミル付きコーヒーメーカー は、挽きたての極上の香りと味を手軽に楽しめ、豆の挽き方や抽出方法まで細かくこだわることが可能です。
- ミルなしコーヒーメーカー は、初期費用を抑えられ、お手入れが簡単で、手軽にコーヒーを淹れたい方や、様々なフレーバーのカプセルを楽しみたい方におすすめです。
どちらのタイプを選ぶにしても、最も大切なのは、あなたのライフスタイルやコーヒーへのこだわり、そして「どんなコーヒータイムを過ごしたいか」という想いです。
この記事が、あなたが最高のコーヒーメーカーと出会い、毎日をより豊かにするコーヒータイムを過ごすための一助となれば幸いです。
ぜひ、自分にとって理想的な一台を見つけて、挽きたての、あるいは手軽に淹れたての美味しいコーヒーを存分に楽しんでくださいね。
覚えておきたいポイント
- 全自動は挽きたてを手軽に楽しめる
- 味重視なら臼式・コーンミルがおすすめ
- 容量は使用人数に合わせる
- フィルター種類で風味を調整できる
- 手入れのしやすさは購入の重要点
- ステンレス製サーバーは保温性が高い
- タイマー機能で朝も淹れたてを
- コーヒー豆は淹れる直前が香り豊か
- ミル付きは動作音が大きめの場合も
- 水垢対策にはクエン酸洗浄を
