コーヒーメーカーは、結論から言うと「洗わなくていい」ということはありません。毎日美味しいコーヒーを飲むためには、日々のちょっとしたお手入れが欠かせません。
水垢やコーヒー渋など、目に見えない汚れが蓄積すると、せっかくの本格的なコーヒーの味が落ちてしまうだけでなく、時には機械の故障やカビの発生につながる可能性もあります。
忙しい毎日の中で、コーヒーメーカーの「洗うのが面倒」という気持ちは痛いほど分かりますが、賢い「洗い方」と「洗う頻度」を知れば、その負担はぐっと軽くなりますよ。
正直なところ、筆者も最初は「全自動ってことは、何もかもお任せでしょ?」なんて思っていましたが、使ってみて初めて、その重要性を痛感しました。

今回の記事では、あなたのコーヒーメーカーがいつも清潔に保たれ、最高の1杯を淹れ続けてくれる秘訣が分かります。
「洗わなくていい」の誤解を解き放ち、快適なコーヒーライフを手に入れましょう。
- コーヒーメーカー清掃の重要性
- 全自動で挽きたてを楽しむ
- 手入れ簡単モデルの選び方
- 自動洗浄機能の活用
- 汚れ放置のリスクと対策
コーヒーメーカーのお手入れ、「洗わなくていい」わけではありません!
「コーヒーメーカーって、毎日使うけど洗うのが面倒で…」「正直、洗わなくても大丈夫じゃない?」そう思っていた方も一定数いらっしゃるかもしれませんね。
しかし、美味しいコーヒーを淹れ続けるためには、どのコーヒーメーカーであっても定期的&適切なお手入れは不可欠。残念ながら、「洗わなくていい」という機種は、現状では存在しないのです。

なぜお手入れが必要なのでしょうか?その理由は大きく3つ挙げられます。



1.コーヒーの風味を保つため
コーヒー豆からは油分が出ます。これが器具の内部に蓄積すると、「コーヒー渋」と呼ばれる黒ずみになります。
また、水道水に含まれるミネラル分(カルシウムやマグネシウムなど)が固まって「水垢」(スケール、湯垢とも呼ばれます)としてドリップ口や給湯パイプなどに付着します。
これらの汚れは、コーヒー本来の香りや風味を損ね、雑味の原因となるのです。まるで、古い油で揚げた料理が美味しくないのと同じような感じですね。
2.故障を防ぐため
コーヒーの粉や油分、水垢が内部に溜まると、給湯パイプが目詰まりしたり、ギアやモーターに粉が絡まったりして、機械の性能低下や異音、さらには故障につながる恐れがあります。
特に自動洗浄機能がないモデルや、取り外せないパーツが多い機種では、内部の汚れが原因で突然動かなくなる、なんてことも珍しくありません。

筆者の友人も、以前使っていた機種が急に動かなくなったと言っていて、「やばい、掃除してなかった…」と嘆いていましたよ。
3.カビの発生を防ぎ、衛生を保つため
コーヒーメーカーの内部は、使用後に濡れた状態が続くと、カビが繁殖しやすい環境になってしまいます。特に給水タンクの周辺は、汚れが付きやすくカビが発生しやすい場所です。
カビが生えたまま使い続けると、健康被害につながる可能性もゼロではありません。毎日口にするものだからこそ、衛生面は徹底したいところです。
このように、コーヒーメーカーのお手入れは、美味しいコーヒーを安全に楽しむ上で、決して避けて通れない大切な習慣なのです。
コーヒーメーカーの「洗い方」:基本から徹底洗浄まで
「お手入れが必要なのは分かったけど、具体的にどう洗えばいいの?」そう思いますよね。
コーヒーメーカーの掃除は、大きく分けて「日常のお手入れ」と「定期的な徹底洗浄」の2段階で行います。
日常のお手入れ:使ったらすぐに水洗い
毎日の使用後に行うのは、主にコーヒーが直接触れるパーツの水洗いと、本体の拭き取りです。
【日常のお手入れの手順】
- 給水タンクやパーツを取り外す
給水タンク、フィルター、サーバーなど、取り外せるパーツは全て外しましょう。多くの機種でこれらのパーツは取り外し可能で、清潔に保ちやすい設計になっています。 - 流水とスポンジで洗う
ポイント:洗剤は極力使わない!洗剤の香りがパーツに残ると、せっかくのコーヒーの味や香りに影響を与えてしまうため、よほどひどい汚れでなければ水とスポンジで十分です。 - 本体の水滴を拭き取る
コーヒーメーカーは電化製品なので、コンセントなどに水がかかると故障の原因になります。固く絞った濡れタオルで本体の水滴や汚れを丁寧に拭き取ります。 - パーツを完全に乾かす
水滴が残っていると、水垢やカビの原因になるため、完全に乾燥させることが重要です。乾燥後は、埃が入らないようにカバーを戻すか、通気性の良い布で覆っておきましょう。

正直、毎日完璧に洗うのは難しい時もありますよね。でも、最低限「カスや水が溜まったら捨てる」「軽くすすぐ」だけでも、かなり違います。
例えば、あなたがデロンギのマシンを使っている場合、コーヒーカス受けや下部トレイは「1日使用しても溢れることはほぼない」ので、1日の終わりに水を捨てて水洗いする程度で大丈夫です。
抽出ユニットは月に1回、デロンギ公式でも手洗いが推奨されています。
定期的な徹底洗浄:水垢とコーヒー渋をしっかり除去
日常のお手入れでは取り除ききれない、本体内部に蓄積した水垢やコーヒー渋は、専用の洗浄剤や身近なアイテムを使って定期的に除去します。使用頻度にもよりますが、月1回~半年に1回を目安に行いましょう。

水垢(湯垢)の落とし方:クエン酸や酢、専用除石灰剤
水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性のクエン酸や酢が効果的です。
- 給水タンクに水を満杯まで注ぎ、クエン酸を溶かします。目安は水の約3%の量です。クエン酸の代わりに大さじ1杯分の酢を使うことも可能です。
- コーヒーの粉は入れずに、クエン酸水をドリップします。最初は濁ったお湯が出ることがありますが、それが透明に近くなるまで2~3回繰り返してください。
- 水垢が落ちたら、水だけでドリップを数回繰り返し、クエン酸を完全に洗い流します。クエン酸のニオイが残らないよう、5分以上おいてから水だけで洗浄運転をするのがおすすめです。
デロンギのコーヒーマシンでは、定期的に「除石灰ランプ」が点灯して除去のタイミングを知らせてくれます。デロンギの専用除石灰剤(乳酸が主成分)は、クエン酸の約2倍の除石灰効果があり、雑菌や微生物の繁殖を抑える静菌性もあるとされています。
コーヒー渋の落とし方:重曹
コーヒーは弱酸性なので、コーヒー渋にはアルカリ性の重曹が効果的です。
- 重曹を湯に溶かして冷まし、給水タンクに入れます。目安はタンクの水の約1%の量です。重曹は水に溶けにくいので、あらかじめ溶かしておくのがポイントです。
- コーヒーの粉は入れずに、重曹水をドリップします。
- 汚れが落ちるまで数回ドリップを繰り返します。
- 水だけでドリップを数回繰り返し、重曹を完全に洗い流します。

コーヒーメーカーの本体を水洗いするのは故障の危険があるため避けましょう。電化製品であることを忘れずに、丁寧に扱ってくださいね。
カビが生えてしまったら
万が一カビが生えてしまった場合は、早めに対処が必要です。洗剤や漂白剤、ブラシは使わないでください。
- カビのついたパーツを外し、65℃のお湯に10分程度浸け置きするか、80℃のお湯を10秒以上かけます。
- 特に気になる部分は柔らかいスポンジで優しくこすります。
- 本体にカビが生えていたら、消毒用エタノールを吹きかけて乾いたタオルで拭き取ります。
え!そうなの?「コーヒーメーカーは洗わなくていい」は間違い!実は不可欠
パーツ別のお手入れ頻度と方法

パーツ | おすすめの頻度 | 方法 | 理由 |
フィルター、サーバー、ドリッパー | 使用後毎回 | 流水とスポンジで水洗い | 直接コーヒーが触れるため、毎回のお手入れが必須。 |
給水タンク、浄水フィルター | 一日の終わりに丸洗い (週に1回煮沸消毒も推奨) | 水洗い、よく乾燥させる。浄水フィルターは洗剤不可。 | 水垢や雑菌の繁殖を防ぐ。ぬめりの原因にも。 |
コーヒーカスの受け皿、ドリップトレイ | 1日1回〜数日に1回 | 水洗い。デロンギはほぼ水洗いのみ。 | こぼれたコーヒーや水が溜まるため、カビや汚れを防ぐ。 |
ミル(グラインダー) | 週に1回〜月1回 | ブラシでコーヒー粉を取り除く、水洗い(可能な場合)。 自動洗浄機能がある場合は活用。 | コーヒーの油分や古い粉が味を劣化させ、目詰まりを防ぐ。 |
抽出ユニット(デロンギなど) | 月に1回、または長期間不使用時 | 流水で洗い流す。洗剤・研磨剤・漂白剤・食洗機は不可。 | コーヒー粉の詰まりや故障を防ぐ。 |
ミルクフロッサー、スチームノズル | 使用後毎回 | 水洗い、細いブラシなどで汚れを取り除く。 | 牛乳の脂肪や糖分が固まり、泡の質に影響し、細菌繁殖の原因となる。 |
本体表面、コード、プラグ | 気になった時に | 固く絞った布で拭く。 | 埃や水滴の付着を防ぐ。 |
内部給湯パイプなど(スケール除去) | 3ヶ月〜半年に1回 | クエン酸洗浄、または専用の除石灰剤を使用。 | 水道水のミネラル分が蓄積するのを防ぎ、故障を予防する。 |
注意点
- コーヒーメーカーの種類によってお手入れ方法は異なりますので、必ず取扱説明書に従ってください。
- 「食洗機対応」と記載されていない限り、食洗機の使用は避けてください。
「洗うのが面倒」を解決!お手入れが簡単なコーヒーメーカーの選び方
「毎日のお手入れってやっぱり大変そう…」そう感じた方もいらっしゃるでしょう。
でも、安心してください。最近のコーヒーメーカーは、「洗うのが面倒」という悩みを解決してくれる、お手入れに配慮されたモデルが豊富にあります。
筆者も以前は洗い物が億劫でコーヒーメーカーの導入をためらっていましたから、その気持ち、めちゃくちゃ分かります!
タイプ別お手入れ難易度比較
下記チャート画像は、各タイプの長所と短所を「お手入れの手間」「味わいの本格度」「本体価格」の3つの観点で比較しました。

お手入れが簡単なコーヒーメーカーのタイプ別特徴
コーヒーメーカーには様々な抽出方法がありますが、お手入れのしやすさで選ぶなら、以下の3つのタイプがおすすめです。
1.カプセル式コーヒーメーカー
- 特徴
コーヒーエキスが入った専用カプセルをセットし、ボタンを押すだけで抽出できるタイプです。 - お手入れのしやすさ
圧倒的に簡単! 使用後はカプセルを捨てるだけで、洗うのはカプセル周りや抽出口、ドリップトレイ、水タンクのみ。
一部のモデルでは、トレイなどをサッとすすぐだけでOKなものもあります。まさに「洗い物ゼロ」に最も近い選択肢と言えるでしょう。
ネスカフェの「ゴールドブレンド バリスタ 50[Fifty]」や「ドルチェグスト ジェニオアイ」は、ワンタッチで様々なメニューを楽しめ、お手入れも手軽なことで人気ですね。
UCCの「ドリップポッドDP3」もカプセル式で、抽出モードが豊富ながらお手入れが簡単です。

「とにかく手軽に、洗い物を最小限に抑えたい!」という方には、カプセル式が断然おすすめです。
2.ドリップ式コーヒーメーカー(特にシンプル構造のもの)
- 特徴
給水タンクに水を入れ、沸騰したお湯をコーヒー粉に注いで抽出する、最もポピュラーなタイプです。 - お手入れのしやすさ
パーツが少ないシンプルな構造のものが多く、比較的洗いやすいです。- ペーパーフィルター式
使用後のコーヒー粉はペーパーフィルターごと捨てられるため、本体が汚れにくく、お手入れが簡単です。 - メッシュフィルター式
繰り返し使えて経済的ですが、フィルターに粉が残るため、洗う手間は少しかかります。しかし、中には取り外して丸洗いしやすいメッシュフィルターを採用しているモデルもあります。- 例: 象印の「コーヒーメーカー EC-AK60」やアイリスオーヤマの「全自動コーヒーメーカー BLIAC-A600-B」は、給水タンクやメッシュフィルターが取り外せて丸洗いでき、お手入れが簡単です。タイガーの「コーヒーメーカー ADC-A060」のようなミルなしのシンプルモデルも、軽量で取り扱いやすく、お手入れも簡単です。
- ペーパーフィルター式

ドリップ式は、手軽さと本格的な味わいのバランスが良いです。
3.全自動コーヒーメーカー(特に自動洗浄機能付き)
- 特徴
豆の挽きから抽出、保温までを全自動で行ってくれる、一台で完結するタイプです。ミル機能を内蔵しているものが多く、挽きたての香りが楽しめるのが最大の魅力です。 - お手入れのしやすさ
後述する「自動洗浄機能」が搭載されているモデルを選べば、内部のミルや抽出口の洗浄を自動で行ってくれるため、手入れの手間を大幅に軽減できます。分解可能なパーツが多いモデルも増えており、日々の手洗いもしやすくなっています。

「自宅で本格的なコーヒーを飲みたいけど、手間はかけたくない!」という方には、全自動タイプ、特に自動洗浄機能付きがベストです。初期投資は高めですが、その分、毎日の快適さが段違い。
お手入れを簡単にする「選び方」のポイント
機種選びの際に、特に注目したいお手入れに関するポイントは以下の通りです。
給水タンクが取り外せるか
水タンクが本体から取り外せるタイプは、給水も楽チンですし、丸洗いできるため、水垢やカビの発生を防ぎやすくなります。
象印の「珈琲通 EC-AK60」や「STAN.コーヒーメーカー EC-XA30」は、給水タンクが取り外し可能で、毎回の給水もお手入れも簡単に行えます。デロンギは水タンクは着脱可能で、気軽に水を補充できます。
パーツの分解・丸洗いのしやすさ
フィルターやミル、ドリップトレイなど、コーヒーが直接触れる部分が簡単に分解でき、丸洗いできるかを確認しましょう。
ツインバードの「全自動コーヒーメーカー CM-D465B」はミルも分解して掃除できると評判です。シロカの「カフェばこ SC-A371」も給水タンクやバスケットが丸洗い可能で、お手入れが簡単です。
フィルターの種類(ペーパー vs メッシュ)
ペーパーフィルター式は、使用済みの粉をフィルターごと捨てられるため、後片付けの手間が少ないです。
メッシュフィルター式 は、使い捨て不要で経済的ですが、フィルターにコーヒーのカスや油分が残りやすいため、毎回しっかりと洗う必要があります。ただし、最近は洗浄しやすいメッシュフィルターも増えています。
保温機能の種類(ガラスサーバー+保温プレート vs ステンレスサーバー)
ステンレスサーバー は、保温性が高く煮詰まりにくいので、時間が経っても美味しいコーヒーが楽しめます。また、ガラスサーバーよりも洗い物が少なくて済む場合もあります。
「自動洗浄機能」でコーヒーライフが劇的に変わる?人気のモデルとその実力
「自動洗浄機能」と聞くと、なんだか夢のようですよね。「コーヒーメーカー 洗わなくていい」とまで言われることもありますが、実際はどうなのでしょうか?
自動洗浄機能とは?何が洗えて、何が洗えない?
自動洗浄機能とは、コーヒーメーカーの内部、特にミル(コーヒー豆を挽く部分)や抽出口、給湯パイプなどを、自動的にお湯やスチームで洗い流してくれる機能です。
これにより、手が届きにくい内部の汚れやコーヒーの油分を洗浄し、衛生的に保ち、コーヒーの風味を長期間キープしやすくなります。


「自動洗浄」という言葉から「完全にお手入れ不要」と誤解されがちですが、そうではありません。自動洗浄機能付きのモデルでも、以下のパーツは定期的な手洗いが必要です。
- ドリップトレイ
こぼれたコーヒーや水が溜まる部分で、カビや汚れが発生しやすいため、定期的な洗浄が必要です。 - コーヒー粉・豆の容器(ホッパー)
挽き残しの粉や油分が付着しやすいため、定期的な清掃が推奨されます。 - 給水タンク
水垢やカビを防ぐため、定期的に洗って清潔に保ちましょう。 - ミルクフロッサー(ミルクスチーマー)
ミルクを使用する機種では、使用後にミルクラインをしっかり洗わないと、ミルク成分が固まり、雑菌繁殖の原因になります。
つまり、自動洗浄機能は、コーヒーメーカーの「洗うのが面倒」な部分の負担を大幅に減らしてくれる非常に便利な機能ですが、すべてのパーツを「洗わなくていい」わけではない、ということを理解しておいてください。
例えば、デロンギの全自動マシンは電源のオン・オフ時に自動洗浄が走るので、受け皿を置いておけば内部が綺麗に保たれますが、抽出ユニットやカス受けなどはやはり定期的に手洗いが必要です。
自動洗浄機能付きの人気モデルとその実力
自動洗浄機能を持つコーヒーメーカーの中でも、特に人気が高いのが以下のモデルです。
1.パナソニック 沸騰浄水コーヒーメーカー NC-A57
- 特徴
ミル付きのドリップ式全自動コーヒーメーカーで、豆の挽きから抽出、保温までを全自動で行います。2種類のフィルターで豆を挽き分け、リッチ・マイルド・デカフェの3コースから選べるため、計6種類の味わいを楽しめます。沸騰浄水機能でカルキを約90%カットし、コーヒー本来の味を引き出すと謳われています。 - 自動洗浄機能
ミル部分には自動洗浄機能が搭載されており、挽き終わった後にお湯で自動クリーニングされるため、豆の油分による雑味が溜まりにくく、クリアな味わいを保てます。ただし、フィルターやドリップ部分の洗浄は手作業が必要です。
筆者も以前この機種を使っていましたが、ミルの自動洗浄はかなり便利でした。特に朝の忙しい時間には、この機能があるだけで「めっちゃ楽!」と感じましたね。価格も2万円を切るものが多いので、コスパも良い選択肢です。
2.デロンギ マグニフィカS(ECAM22112)
- 特徴
エスプレッソ抽出からカプチーノ、カフェラテまで楽しめる全自動コーヒーマシンです。コーン式グラインダーを搭載しており、豆の挽き具合や使用量を調整して好みの味にカスタマイズできます。 - 自動洗浄機能
電源のオン・オフのタイミングで自動的に内部洗浄が行われます。これにより、コーヒー抽出部分の清潔さを保つことができます。また、抽出ユニットは取り外して水洗いできるため、隅々まで清潔に保つことが可能。ミルクフロッサーやスチームノズルも簡単に取り外して水洗いできます。
筆者の知り合いが現在「マグニフィカSスマート」を愛用していますが、自動洗浄機能と分解のしやすさにはマジで感動していました。
特にコーヒーを淹れるストレスがなくなったことで、生活の質(QOL)がぐんと上がったと言ってました。カフェに行く頻度が減り、自宅がまるでカフェになったような贅沢な気分を味わえるとか。
3.シロカ コーン式全自動コーヒーメーカー カフェばこPRO(SC-C251 / SC-C271)
- 特徴
高精度のミルで風味豊かなコーヒーを抽出できる全自動モデルです。挽き目や湯温の調節が可能で、幅広い味わいを楽しめます。 - 自動洗浄機能
ミルの洗浄モードや、給水タンクと本体内部の水を自動で排出する「クリーニングモード」を搭載しており、掃除しにくい内部を清潔に保ちやすいです。
4.ツインバード 全自動コーヒーメーカー CM-D465B
- 特徴
ハンドドリップに近い美味しいコーヒーが淹れられると評判のモデルです。 - 自動洗浄機能
3種類のメンテナンスモードを搭載しており、ミルや内部の洗浄を自動で行うことができるため、手入れが楽になります。
これらの「自動洗浄 人気」モデルは、価格が少し高めですが、「洗うのが面倒」という悩みを解決してくれる優れた選択肢です。
筆者の独り言:コーヒーメーカーのお手入れは、愛情表現なのかもしれない
筆者の経験上、コーヒーメーカーのお手入れって、最初は「やらなきゃいけないこと」って感じで義務感があったんです。
でも、段々と「この子(コーヒーメーカー)が頑張って美味しいコーヒー淹れてくれてるんだから、綺麗にしてあげなきゃな」っていう、なんか愛情みたいなものが芽生えてきました。

手間をかけることで、より一層、淹れたてのコーヒーが美味しく感じられるようになるから不思議です。
コーヒーメーカーの保管場所も重要です。キッチンやリビングなど、空気に触れて乾燥しやすい場所に置くのがおすすめです。湿気が溜まりやすいシンク下や床下収納は避けるようにしましょう。
あなたにぴったりの「手入れ簡単全自動」コーヒーメーカーを見つけよう
これまで、「コーヒーメーカー 洗わなくていい」という疑問から始まり、お手入れの必要性、具体的な洗い方や頻度、そして「洗うのが面倒」を解決する機種選びのポイントについて詳しく解説してきました。
コストパフォーマンスとQOL向上
全自動コーヒーメーカーは、初期費用が安くないと感じるかもしれません。
デロンギのマグニフィカSは6万円台後半、パナソニックのNC-A57は2万円前後ですが、長期的にはそのコストを十分に回収できる可能性が高いです。
例えば、毎日コンビニで150円のコーヒーを飲むと、1年間で54,750円にもなります。

もしコーヒー豆を1杯15〜20円程度で淹れられるとすれば、数ヶ月から1〜2年でコーヒーメーカー本体の費用が回収できる計算です。
そして何より、手入れが簡単な全自動コーヒーメーカーの導入は、生活の質(QOL)を劇的に向上させます。

- いつでも好きな時に、本格的なコーヒーが楽しめる。
- 忙しい朝でも時短になる。
- 自宅でカフェ気分を味わえる。
- 部屋に広がるコーヒーの良い香りに癒される。
- 洗い物のストレスが減り、心にゆとりが生まれる。

全自動コーヒーメーカーは、「飲みたい時に我慢せず、すぐ美味しいコーヒーが飲める」ことの幸福感。まるで、自宅に専属バリスタがいるかのような贅沢さ。
まとめ:コーヒーメーカーは洗わなくていい?
コーヒーメーカーは「洗わなくていい家電」ではありませんが、「洗うのが面倒」という気持ちを乗り越えるための、様々な「手入れ簡単」な工夫が凝らされています。
あなたのライフスタイルに合わせて、以下のポイントを参考に、最適な一台を見つけてください。
- とにかく手間を省きたいなら、カプセル式がおすすめです。使用後のゴミ捨てが簡単で、洗い物も最小限に抑えられます。
- 挽きたての味を楽しみたいけど、お手入れも重視したいなら、ミル付きの全自動モデルで「自動洗浄機能」や「パーツの分解・丸洗いしやすさ」をチェックしましょう。パナソニックやデロンギ、シロカなどが人気です。
- シンプルさを求めるなら、パーツの少ないドリップ式も良い選択です。給水タンクやフィルターが取り外せるか、メッシュフィルターかペーパーフィルターかなども考慮すると良いでしょう。
購入前には、お店のレビューや口コミ(「口コミの森」の調査では「お手入れ」に関する口コミが最も参考にされているという結果も出ています)も参考にしながら、実際に店頭でサイズ感やパーツの取り外しやすさを確認するのも良いでしょう。
あなたの毎日に、最高の1杯を。お手入れのストレスから解放されて、心ゆくまでコーヒーライフを楽しんでくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました! ☕✨
- パーツは取り外して水洗い
- 給水タンクは取り外し式が便利
- 自動洗浄機能で手間削減
- ペーパーフィルターは後片付けが楽
- ミルはブラシで粉を取り除く
- 本体は水拭き・乾拭きを徹底
- 水垢汚れにはクエン酸
- コーヒー渋には重曹が効果的
- 洗剤や漂白剤は使用しない
- 使用後は水気を完全に拭き取る
- 定期的な掃除が故障を防ぐ